無口な子供

今年の夏は蚊取り線香ではなく1回押すだけで蚊がいなくなるスプレー式のものを初めて使ったのですが、なぜもっと早く教えてくれなかったんだ…!!という気持ちになりました。

肌寒くなってきましたね。あまやです。

 

今日は私の幼少期の頃の話をしようと思う。私は小学生の頃、無口な子供だった。そんな私にとって一番苦手だったのが、日直が朝の会でする分間スピーチ。話す内容はなんでもよく、昨日あった事とか、本の感想とか、新聞の記事とかいろいろだ。この1分間スピーチ、スピーチする側はもちろん嫌だが聞く側も何か質問しなければいけない制度(1週間に1回以上)

はぁ…地獄すぎる…。日直とわかっている朝の日はとてつもなく足が重たく学校へ向かうのがとても憂鬱だった。前日からドキドキしていて夜も眠れないくらいだった。朝のたった60秒のためになぜこんなにも憂鬱な時間を過ごさねばならないのだ…

 

無口というと、静かとか、口下手とかいろいろあると思うが私はというと、「うん」「やだ」「はい」くらいしか学校では発せない子だった。あとは頷いたり首振ったり。そんな子が1分間スピーチなんてどう考えてもレベルが高すぎる。いやいや1分なんてすぐじゃん って思う人もいると思うが、ただの1分ではない。教壇に立ちみんなに見られながら声を出すのだ。見られているのも恥ずかしくて顔を真っ赤にして泣きながらスピーチした日もあったな…思い出すだけで顔が引きつってくる

とはいえ、仲のいい子とは普通にお喋りしたり、家族とも普通に会話はできていた。話しかけてくれても喋らない子なのに気にせず話しかけてもらえてたのは本当に恵まれていたと思う。無口なのか人見知りなのか自分でもよくわからない。話さないというより、話せないという感じだ。

 

そんな喋らない子として小学生時代を過ごしてきたが、ついに中学生になる。だがしかし、喋らない子(小学生)のまま中学生になったのだからもちろん喋らない子(中学生)になったわけだ。体は成長してるのに

でも中学では少しではあるが話せる子になろうと頑張った。「うん」や「はい」という単語ではなく一言を喋るように努力した。そして私は喋らない子から大人しい子に進化したのだ。

こうして人は強くなり成長していくのだろうか?

 

私は今、社会人として働いている。会話も困らない程度はできるようになった。それでも会話するのはあまり得意な方ではないし今でも話したいと思っていても言葉がでてこないときもある。

でもいつか、自分が満足できるくらいの意志の伝達ができるようになりたい。頑張らねば

 

今日はここまで。